秋月律子「酒乱のプロデューサーが私にお酒を勧めてくるから、二人で飲みには行きたくない」SS

公開日: 


1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 18:48:21.14 ID:xemIZluk0
律子「にっがぁ~。 えっ、よくこんなの美味しそうに飲んでますね、プロデューサーも小鳥さんも社長も」

P「ほら貸せ。 次飲みたいやつ決めとけよ」

律子「はーい。 ありがとうございます」

P「律子には、まだお酒は早かったかな?」

律子「そんなことないですよ。 今日で20歳になったんですからね、私」

P「だったなぁ。 で、注文どうするよ?」
2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 18:49:41.88 ID:xemIZluk0
律子「えーっと、とりあえずコーラを貰います」

P「ビールお代わりとコーラ、あとしめ鯖と……律子は何か食べるか?」

律子「じゃ、じゃあ焼きそばとか」

P「焼きそばも追加で。 お願いします」

P「律子も意外と麺類好きだよな」

律子「嫌いじゃないですしね。 ラーメンとかもよく食べますよ」

P「ほ~。 おっ、きたきた。 はい、かんぱーい」

律子「さっきしたじゃないですか、乾杯」
3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 18:50:28.51 ID:xemIZluk0
P「こういうのは何回やってもいいんだよ。 んで誕生日、おめでとう律子」

律子「ありがとうございます」
律子「何だか照れますね、改めて言われると」

P「事務所の誕生日会では、みんなで一斉にだったから、どうしても一人で言いたくてな」

律子「そうですか。……ふふっ」

P「最初に出会ったときはまだ制服着てたなぁ、律子」

律子「高校生でしたしね」

P「そうは見えなかったよ」

律子「……私が老けてるって言いたいんですか」

P「違うよ。 しっかりし過ぎててなぁ。 自分が恥ずかしくなった」

律子「どういうことですか?」

P「俺の18歳の頃なんて、なーんも考えてなくてさ。 律子見てたら、なんだかなぁ」
4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 18:51:47.50 ID:xemIZluk0
律子「ふふっ、なんだかおじさんっぽい」

P「だな。 せっかくの律子の誕生日なんだし、愚痴はナシナシ。料理持ってきてもらったついでに飲み物頼んじゃえば? あっ、俺ビールで」

律子「んーそうですねぇ。じゃあ……コーラ、お代わりで」

P「じゃあそれでお願いします7

律子「プロデューサー、ちょっと聞いてもいいですか?」

P「うん、どうしたよ?」

律子「カクテルとサワーってどこがどう違うんですか?」

P「んーそうだなぁ。 大きく言えば全部カクテルみたいなもんなんだけど……」

律子「? どういうことですか?」
5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 18:52:24.32 ID:xemIZluk0
律子「最近大沢たかおさんがCMやってるやつくらいしか知らないです」

P「あの女の子が『余計なものなんか全部捨てちゃいなよ!』って言ってくるやつか?」

律子「そう! それです! あんな口の利き方をする子いたら、私だったらもうコテンパンに叱ってやりますけれどね」

P「お前ならやりそうで怖いわ。 でもあのCMの女の子良いようなぁ」

律子「どうしてですか?」

P「夏、ノースリーブのワンピースを着た女の子、これでテンションが上がらなかったら男じゃないよ」

律子「ふぅーん、そうですか」

P「……律子にそういう仕事取ってくるか」
6 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 18:54:09.25 ID:xemIZluk0
律子「ちょっ! 私より、そういうのは、ほら雪歩とか真とか、そう春香とか、」

P「俺は律子のワンピース姿が見たいんだよ。 麦わら帽子も忘れずに」

律子「そのために仕事を取ってくるんですか?」

P「当たり前だろ?」

律子「こうしこんどうー」

P「そういうのも役得役得。 あれ、どこまで話したっけ?」

律子「私のチューハイってものに対する知識が、最近やってるCMくらいしか無いってとこぐらいです」

P「なんだ全然話してないじゃないか」
7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 18:55:49.86 ID:xemIZluk0
律子「プロデューサーが脱線するからですよ」

P「いや大沢たかおの話を出したのは、ってまた脱線しかけたな。 えーっとチューハイってのは、もともと焼酎をソーダで割ったのをそう呼び出したんだよ」

律子「チューは分かるんですけれど、ハイってのはどこから来たんですか?」

P「ウイスキーをソーダで割ったのをハイボールって言うんだよ。 だからまぁそれと引っ掛けてじゃないかなぁ?」

律子「へぇー、そうなんですか」

P「ほらあずささんにハイボールのCMの仕事あったろ?」

律子「ありましたね。 でもその時は『ハイボール』っていうお酒があるもんだって思ってました」

P「ほー律子にしては珍しい」

律子「まだ遠い存在だと思ってましたしねー、私にとってお酒は」

P「19歳だもんなぁ、……ってまたズレてる。 まぁチューハイにはさっきのCMみたいに果汁を入れたものとかもチューハイも含まれてるなぁ」

律子「ふむふむ」
8 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 18:56:29.98 ID:xemIZluk0
P「次がサワーだな。 カシスオレンジとかって聞いたことないか?」

律子「あー聞きます、聞きます!」

P「そのカシスオレンジはサワーなんだよ。 で、だ。 チューハイとサワーの違いはほとんど無い」

律子「えっ?」

P「サワーってのが、さっきのチューハイでも出た焼酎とかまぁあとウォッカとかを、サワーの語源は、英語の『sour』から来てるんだ。 律子、意味分かるか?」

律子「えーっと、酸味のあるとか酸っぱいでしたっけ?」

P「正解。 よくすらっと出てくるよなぁ」

律子「英語はこれからの時代に必須ですからね。 っていうかプロデューサー発音良いですよねぇ」

P「昔駅前留学してたからなぁ。 でも春香には敵わないわ」

律子「あの子に英語の歌詞をあるのを歌わせると、ファンのみんな最初にそこに注目しますしね」
10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 18:57:28.61 ID:xemIZluk0
P「『待ち受けプリンス』とかの時は凄かったぞ」

律子「最初のガールの発音が良すぎですもんね。 アンケートとかお手紙とかでも、『春香ちゃんに英語教えてほしい』ってのが多かったですもんね」

P「それで一本NHKで番組決まったしなぁ。 あーまただわ。 で、その酸っぱいものと砂糖とかシロップとかを入れて、ソーダで割ったのがサワー」

律子「で、カクテルと言うと」


P「カクテルもまぁふわふわしてるんだけれど、ウォッカとかウィスキーとか、あとはジンとかって聞いたことないか?」

律子「コナンでお酒の名前ってことだけは」

P「月曜日7時半?」

律子「7時からの犬夜叉から見てましたよ」
11 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 18:58:38.64 ID:xemIZluk0
P「俺は金田一少年の事件簿だったわ。 コナンってもう完結したの?」

律子「うーん、確信に行きそうになって、また足踏みみたいな感じです。 あっ、コナン、蘭ちゃんに告白しましたよ」

P「えっ、ウソ! 哀ちゃんは?」

律子「うーん、特に何も」

P「そうなのか。 絶対哀ちゃんとくっつくと思ってたわ」

律子「プロデューサーは、ああいうタイプのほうが好きなんですか?」

P「好きだねぇ。 ああいう可愛げないとこが、逆に可愛い」

律子「なる、ほど。 ……ふふっ、そうなんだ」
12 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 18:59:20.38 ID:xemIZluk0

P「? 律子、結構漫画読んでるんだな」

律子「意外でした?」

P「まぁな」

律子「小鳥さんほどじゃないですけれどね。 好きですよ、漫画。 プロデューサーはどうなんですか?」

P「未だに大好きだよ、漫画。 ジャンプ、毎週買ってるしな」

律子「だから事務所に、毎週ちゃんと最新号があるんですね」

P「そっ。 アンケートも出さなきゃいけないから、買わないとね」

律子「今連載されてる漫画だと、何が好きなんですか?」

P「うーん、だいたい好きだけれど『背筋をピン!と。』かなぁ、ああいう系に弱い。 ……だから」
13 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 19:00:13.94 ID:xemIZluk0
律子「今のは絶対にプロデューサーからですよ!」

P「いーや律子がコナンって単語を出したのが悪い」

律子「はいはい、私が悪かったです。 それでカクテルっていうのはなんなんですか?」

P「まぁさっき言ったお酒がベースってなってて、それに何か混ぜて作ったらカクテルって言う感じかな」

律子「あーだから、『大きく言えば全部カクテル』」

P「そっ。 まぁざっくり甘くないのはチューハイ、甘くないのはサワーで、カクテルは味はいっぱい種類あるから飲んで判断する感じかなぁ」

律子「ありがとうございます。 勉強になりました」

P「で、後覚えておいたほうが良いのは『レディーキラーカクテル』だな」

律子「何ですか、それ?」
14 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 19:01:03.24 ID:xemIZluk0
P「いわゆる男が女の人を口説くときに使うお酒だよ。 有名なとこだと、スクリュードライバー、カルアミルク、モスコミュールかなぁ、 普通の打ち上げで使う居酒屋とかにあるのは」

律子「他のは無いんですか?」

P「ここみたいなバーとかで頼まないと出てこないよ」

律子「……」

P「んな目で見るな。 するか、そんなこと」

律子「ですよねぇ、プロデューサー殿にそんな度胸も無いでしょうし」

P「俺はジェントルマンなの。 まっ、気になるなら他のも教えてやるよ」

律子「心配、してくれるんですか?」

P「まぁな。 アイドルは帰すけれど、まだまだ続くみたいな宴会多いし、特にお酒を大っぴらに飲めるようになったんだから、そういう誘いも多くなるだろうしな」

律子「でも、大丈夫だと思います」

P「どうして?」
15 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 19:02:02.25 ID:xemIZluk0
律子「プロデューサーがいないときは、烏龍茶かコーラ以外飲まないようにするんで。 次はそのカルアミルクとか頼んじゃおうかな~」

P「……そっか」

律子「ちょっと照れないでくださいよ! ……私も何だか恥ずかしくなってくるじゃないですか」

P「いやお前が先に言ったんだからね、これ」

律子「……そろそろ時間、ですかね」

P「もうそんな時間か。 あと一杯くらいぐらい飲めるだろう。 すいません、ヨーグリートストロベリーソーダを二つ」

律子「甘そうなお酒ですね、それ」

P「実際甘いよ。 誕生日酒ってのがあってな。 6月23日は、このお酒なんだよ」
16 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 19:02:44.87 ID:xemIZluk0
律子「これを飲むのも、また1年後かぁ」

P「……」

律子「6月24日になったら、また19歳ですし」

P「……」

律子「プロデューサーは歳を取れるのに、私だけ不公平ですよ」

P「……」

律子「もしかしたら、プロデューサーのほうが先におじいちゃんになっちゃったりして」

P「かもな。 そのうちお前が見てた月曜日7時は、ブラックジャックになって、結界師になって、……そのあとは知らないや」
17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 19:03:26.69 ID:xemIZluk0
律子「ちょっとでも縮まったって思ったのに。 あなたとこういう場所でデートできるのにふさわしくなれたって、思えたのに!」

P「律子の成人式の振袖も見てみたいし、仕事帰りにさ、ここに寄って、ちょっとお酒でも飲んで、……ってのもなしてみたかったけれど」

律子「悔しいです。 ほんとに悔しい」

P「……」

律子「……」

P「……この日のことって覚えているのか?」
18 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 19:04:11.22 ID:xemIZluk0
律子「なんて言うんですかね、『昨日誕生日を祝ってもらった』ってことだけは、覚えてるんです。 だからここで話したことかは忘れちゃいますね。 お仕事の話話覚えてるのに」

P「そっか。 で、6月23日が来たら思い出す感じか」

律子「はい。 たぶんこの話したの、10回目とかですかね」

P「だなぁ。 もう10歳も離れちまった。 最初は同い年だったのに。 ほんとにおじいさんに先になるかもな」

律子「……明日になったら、私だけれど私じゃない、秋月律子がいます。 プロデュース、お願いしてもいいですか?」

P「俺は『秋月律子』のプロデューサーだぞ? 当たり前だろ、そんなこと」
19 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 19:05:10.65 ID:xemIZluk0
律子「良かったぁ。……お酒、来ましたね」

P「だな。 飲むか」

律子「来年も一緒に、これ飲んでくれますか?」

P「……もちろんだとも」

律子「乾杯、しましょう」

P「あぁ」

律子、P「乾杯」
おしまい
20 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/23(火) 19:05:39.70 ID:xemIZluk0
律子とダラダラお酒飲みたい。

お誕生日おめでとうございます!


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